研究会

日本エドワード・サピア協会第33回研究発表会のお知らせ

日時 2018年10月20日(土曜)午後

場所 大東文化大学[板橋校舎]

日本エドワード・サピア協会第33回研究発表会が2018年10月20日(土)に大東文化大学(板橋校舎)で開催されます。詳しくは下記リンクをごらんください:日本エドワード・サピア協会サイト

【中止のお知らせ】ロナルド・W・ラネカー教授講演会

Ronald W. Langacker教授講演会​は​、やむを得ない事情によりLangacker先生が日本にいらっしゃることができないことになったため、中止​となりました。詳細はこちらをご覧ください。

テーマ・セッション 2018-6

認知言語科学研究会2017-3

<ヴォイスと参与者表示を考える>

日時 2018年6月30日(土曜)午後2時〜5時30分

場所 東京大学・法文2号館2番大教室(地図はこちら

プログラム

  • 研究発表(2:00-3:30)
  • 野中大輔 「構文の記述方法と構文の単位を問い直す:英語の場所格交替を例に」

    田中太一 「<変化>を表す文としての受身文―<被影響>説をのりこえる」

  • ディスカッション:ヴォイスと参与者役割を考える(3:45-5:00)
  • 西村義樹

    古賀裕章(詳細は後日アップデート予定)

  • 認知言語学の学び方・相談所(5:00-5:30)

    • 趣旨 「文」あるいは「節」という単位は、今でも多くの言語分析で中心となる概念です。ある出来事の参与者の言語化の仕方は、主に「項構造」と「ヴォイス」というタームで論じられます。会話データに基づく言語分析では文法の概念の根本的な(あるいはsubversiveな)問い直しが行われますが、そうしたアプローチにおいても、参与者の言語化は重要な問題です。今次テーマ・セッションは、第156回日本言語学会で「日本のヴォイス研究の80年:成果と展望」と題する記念シンポジウムが開催されるのをうけ、そこで提示された問題を再検討すると同時に、認知言語学の観点からユニークな貢献が可能か、もしイエスならどのような形においてか、を考えます。

      加えて、これまでおよそ年1回の割合で行っていた、「認知言語学の学び方」に相当するものとして、大学院進学希望者のための質疑応答の時間を設けます。

      日本エドワード・サピア協会第32回研究発表会のお知らせ

      日時 2017年10月21日(土曜)午後

      場所 成蹊大学・6号館5F 501教室

      表記研究発表会がこの10月に行われます。特に認知・機能言語学の最新の動向に関心をお持ちの方はぜひご参加下さい。詳細はこちら:日本エドワード・サピア協会サイト

      国際学会のお知らせ RRG 2017, Aug. 1-3

      日時 2017年8月1日(月曜)〜3日(水曜)

      場所 東京大学駒場キャンパス・18号館(地図はこちら)4F「コラボレーションルーム1」

      Foley and Van Valin, Functional syntax and Universal Grammar (Cambridge UP.)以来、発展を続けてきたRole and Reference Grammarの国際学会が東京で開催されます。Role and Reference Grammar特に個別言語の記述、言語類型論、文法理論に関心をお持ちの方はご参加下さい。詳細はこちら:RRG 2017 Website

      テーマ・セッション 2017-3

      認知言語科学研究会2017-3

      <談話研究と認知・機能言語学の接点>

      日時 2017年3月20日(月曜)午後1時〜4時

      場所 東京大学駒場キャンパス・18号館(地図はこちら)4F「コラボレーションルーム1」

      プログラム

      • 11:00-12:00 データセッション:話し言葉、書き言葉どちらかに限定せず、「自分はこのようなデータを扱っているので、一緒に考えたい」という人たちが集まって、相互に意見を交換できる場としたいと思います。鍋島先生、および大堀がオブザーバーという形で参加します。参加者は自分のデータを10部程度コピーして、10:50ころまでに集合して下さい(PCから音声や動画を出力することも可能)。事前問い合わせは本研究会のアドレスまで。
      • 13:00-14:30 村田和代(龍谷大学)「言語研究の実社会への還元と応用―まちづくりの話し合いの談話分析を社会実践につなげる」
      • 14:30-16:00 鍋島弘治朗(関西大学)「メタファー、談話、社会」
      • 時間は厳格なものではありません。いわゆる「学会」でしばしば感じる窮屈さからの解放が本研究会の設立目的の一つです。講師の方々にもこの点はご了承いただいています。

      趣旨 この研究会では、「開かれた言語学」をキーワードとして、談話研究と認知・機能言語学の接点を探ることを目的とします。現実に使われる談話――公的なもの・私的なもの、話し言葉・書き言葉も含めて――を通じてどのように生活世界が構成され、私たちが生き・生かされているかについて考えることを通じて、認知・機能言語学のこれからの研究課題を探りたいと思います。

      村田先生は社会言語学、談話分析、語用論の研究を精力的にされています。最近の編著書に『雑談の美学――言語研究からの再考』(ひつじ書房)、『共生の言語学――持続可能な社会をめざして』(ひつじ書房)、〈シリーズ 話し合い学をつくる〉第一巻『市民参加の話し合いを考える』(ひつじ書房)があります。今回は最近のご研究について話題を提供していただき、認知・機能言語学に携わる者が「生きたことば」にどのような観点から関わるべきかという問いについて考える機会を得たいと思います。

      鍋島先生は認知言語学、特にメタファー研究の分野で著名です。最近の著書に『日本語のメタファー』(くろしお出版)、『メタファーと身体性』(ひつじ書房)があります。また、ジョージ・レイコフ『比喩とモラルによる政治』(木鐸社)という翻訳もあり、認知言語学をふまえた批判的談話分析についても研究をされています。今回はメタファー等の比喩を通じて、どのようにして言説の中に特定の「捉え方」が埋め込まれているかについて示唆を与えていただけると思います。

      [今回の研究会は、東京大学の卓越大学院試行プログラムからの支援を受けています]

      テーマ・セッション 2016-12

      認知言語科学研究会2016-12

      <構文の概念再考>

      日時 2016年12月20日(火曜)午後2時〜4時

      場所 東京大学駒場キャンパス・18号館(地図はこちら)4F「コラボレーションルーム3」

      プログラム

      • 1:00-1:30 趣旨説明(大堀壽夫)
      • 1:30-4:00 ディスカッサント:小原京子(慶應義塾大学)、貝森有祐(東京大学)、野中大輔(東京大学)、山田彬尭(東京大学・ジョージタウン大学)

      趣旨 構文をテーマとして、小原京子先生(慶應義塾大学)をお迎えしてディスカッションを行います。参加者は可能であれば事前にFillmore, C.J. et al. (2012) "The FrameNet Constructicon", H.C. Boas & I. A. Sag (eds.) Sign-Based Construction Grammar. CSLI を読んでおくことが望ましいですが、時間がなければM. Hilpert (2014) Construction Grammar and its Application to English. Edinburgh UPのCh. 3 "Inside the construct-i-con"、J.Taylor (2012) Mental Corpus. Oxford UPのCh. 6 "Constructions"を読んでおくと論点がつかめると思います。

      研究会のお知らせ

      認知言語学研究会のご案内

      主催 認知言語科学研究会

      共催 東京大学大学院言語情報科学専攻・同言語学研究室

      日時 2016年5月22日(日曜)午後1時〜4時。その後懇親会の予定。

      場所 東京大学駒場キャンパス・18号館(地図はこちら)4F「コラボレーションルーム1」。懇親会は同「オープンスペース」

      内容 2013年まで継続して行っていた「認知言語学の学び方」の後継企画として、大堀壽夫・西村義樹(東京大学)が東京大学の院生たちと主催する研究会です。

      プログラム(暫定)

      • 1:00-1:40 趣旨説明(西村義樹・大堀壽夫)−−「学び方1−10」を振り返る;新たにこの分野を学ぼうとする方への導入;研究会発足のお知らせ
      • 1:45-3:15 テーマ・セッション「模擬戦」−−認知・機能言語学の各分野の「現在地点」の確認と、将来への課題設定
        • 「用法基盤の構文研究」
        • 「批判的言語学との接点」  他
      • 3:30-4:00 認知言語学および関連分野の大学院ガイド(現役院生参加)
      • 4:00-5:00 懇親会

      認知言語学の学び方(2004-2013)

      認知言語学の学び方10

      主催:東京大学・大学院総合文化研究科言語情報科学専攻・大学院人文社会系研究科言語学研究室

      日時:2013年3月30日(土)午後1:30 - 5:00

      場所:東京大学駒場キャンパス18号館コラボレーションルーム1(京王井の頭線 駒場東大前駅下車)

      趣旨:本ワークショップは、学部学生、大学院生、および言語の認知科学を新たに学ぼうとする一般の方々を対象として、オリエンテー ション的な要素も持たせて行います。認知言語学への関心を深め、新鮮な見方で言語を考えていくきっかけが提供できれば幸いです。ふだんは質問しにくいことでも、くつろいだ雰囲気で討論できればと思います。

      プログラム:

      13:30~15:30 講演:斉木美知世(聖心女子大学)・鷲尾龍一(学習院大学)

      「思考・文化・文学・言語」

      概要:共同発表者は『日本文法の系譜学』において、近代日本の文法研究を起点とする国語学史と言語学史の融合を試みた。言語の普遍性と個別性("Universal Grammar" と "Genius")の捉え方を一つの軸とする研究史の再構成を試みたのであるが、膨大な調査の一部を一般向けにまとめたものであるから、同書に取り込めなかったテーマも少なくない。調査の過程でしばしば遭遇した、言語と思考(文化、文学)の関係をめぐる様々な言説も、同書では充分に扱えなかったテーマの一つである。

      言語と思考あるいは文化の関係は多様な観点から考察されてきたが、伝統的な日本語研究においても、言語現象に対する説明の還元先として、例えば「日本人の思考法」などの概念が持ち出されることがある。言語現象を精密に記述し、有意義と思われる一般化を導き出してみると、一定のレベルでは理解が深まるものの、さらに根本的な問題が派生的に生じてくる。そうした問題を何らかの根本的な原理に還元することで、言語研究における説明のレベルは深化していくと考えられるが、「言語」の内部に還元先が見つからない場合、例えば文化、あるいは文化を背景とした特定の思考法といったレベルに、説明の拠り所を見出そうと試みるわけである。こうした試み自体は、なされて然るべき性質のものであるが、言うまでもなくその妥当性は、[1] 説明すべき当初の一般化の妥当性、[2] 還元先における思考・文化に関わる一般化の妥当性、[3] 両者を結ぶ因果関係の妥当性など、様々なレベルの妥当性に依存する(このような図式自体が単純に過ぎるという点は措くにしても、ということであるが)。

      本発表では、以上のような問題を『日本文法の系譜学』の延長線上で捉え、厳密な言語記述の必要性(上記[1]に関わる)を改めて指摘すると共に、言語学的説明に内在する基礎的な問題のいくつかについて考えてみたい。

      (15:00-15:30 質問・ディスカッション )

      15:45-17:00 自由討論:西村義樹・大堀壽夫(東京大学)

      フロアからの関心に応えつつさまざまな話題について意見交換できればと思います。

      −−ガイダンス(研究テーマ、勉強方法、大学院進学、海外留学、キャリアパス)

      −−認知言語学の理論上の課題(含、事象の類型と言語の類型)

      −−データ・方法論・説明

      −−「学び方」10 年を振り返る

      −−最新情報(論文、新刊書、学会、研究会;この機会に宣伝したいという方も歓迎します)

      参加費:無料(事前申し込み不要です)

      なお、スタッフの何人かは開始前(13:00ころ)から会場に出入りしていますので、主催者やOB・現役の院生たちと雑談がしたい人は気軽にご来場ください。

      今年はゴールデンウィークにThe 9th International Symposium on Iconicity in Language and Literatureという学会があるため、日程を3月末にしました。多くの方々のご来場をお待ちしています。

      昨年配布した「認知言語学文献案内 128」(2012 年版)は次のアドレスからダウンロード 可能です:http://phiz.c.u-tokyo.ac.jp/~tohori/others/coglx_readings.pdf


      認知言語学の学び方9

      主催:東京大学・大学院人文社会系研究科言語学研究室・大学院総合文化研究科言語情報科学専攻

      日時:2012年4月28日(土)10:30~17:30

      場所:東京大学本郷キャンパス法文2号館2番大教室(地下鉄丸の内線 本郷三丁目駅下車)

      趣旨:本ワークショップは、学部学生、大学院生、および言語の認知科学を新たに学ぼうとする一般の方々を対象として、オリエンテーション的な要素も持たせて行います。認知言語学への関心を深め、新鮮な見方で言語を考えていくきっかけが提供できれば幸いです。ふだんは質問しにくいことでも、くつろいだ雰囲気で討論できればと思います。

      プログラム:

      10:30−12:00 ガイダンス(勉強方法、大学院、研究テーマの掘り下げ、キャリアについてのディスカッション、等。自由に質問してください)

      13:30−15:00 講演:坂本真樹(電気通信大学・准教授)

      「共感覚比喩が喚起する否定的意味と意味処理の認知過程について」

      概要:共感覚比喩とは,例えば「甘い声」のように,「本来ある種の感覚について用いられる表現が,他の種類の感覚について用いられるという現象」(池上,1975)とされる.五感に関わる表現の意味の転移には一定の方向性があるとする一方向性仮説が,Ullmann(1957)及びWilliams(1976)によって提唱されて以来,国内外における共感覚比喩に関する研究の多くは,どの感覚を表す形容詞がどの感覚を表す名詞を修飾しやすいかという言語ごとの方向性に関して報告している.

      それに対し,講演者の研究チームでは,共感覚比喩から喚起される意味に関して実験的アプローチにより研究を行い,共感覚比喩が全体的に否定的意味を喚起する傾向にあり,特に色彩形容詞を用いた比喩が否定的意味を喚起する傾向にあることを明らかにしている.

      本講演では,認知言語学ではあまり用いられない心理実験によって,共感覚比喩が否定的意味を喚起するということをどのように示しうるのか,これまで講演者の研究チームで行ってきた取り組みについて紹介する.さらに,否定的意味が喚起される認知過程について,共感覚比喩が二段階カテゴリ化過程で処理されることを示す心理実験と計算機シミュレーション結果との関係で現在検討中の課題についても触れる.

      また,認知言語学における比喩研究では,比喩の意味は類似性に基づくのか,経験上の同時性に基づくのか,といった議論がされるが,この問題との関係で,講演者の研究チームが共感覚比喩について心理実験によって明らかにした最近の研究結果についても少し紹介したい.

      15:15−16:45 テーマ討論:責任の言語学 Part II

      長谷川明香(東京大学)、児倉徳和(日本学術振興会特別研究員/九州大学)、長屋尚典(日本学術振興会特別研究員/国立国語研究所)

      2011年に行われた第143回日本言語学会のワークショップで、「使役構文の意味とその拡張―責任の言語学に向けて―」という企画が行われました(企画者:長谷川明香、司会者:西村義樹、コメンテーター:鷲尾龍一、発表者:長谷川明香「日本語の非典型的な語彙的使役構文」、長屋尚典「タガログ語の pa- 使役構文と責任」、児倉徳和「シベ語の動詞接尾辞-weの多機能性と責任」)。今回はその内容を、予備知識がなくてもわかるように解説するとともに、新しい方向性を探る機会とすることを目的としています。来場される方々には、東京大学における認知言語学、フィールド言語学、言語類型論のコラボレーションの一つの成果の披露となるのではないかと思います。

      概要:本ワークショップは、使役を表す言語形式の文法的・意味的特徴を、「責任」との関係で考察する。使役構文は、典型的には、人Xが意図的かつ自発的に自分の身体を動かして人・ものYに対して直接働きかけ、その結果、YがXの意図通りの変化を被る事象を表す。しかし、そうでない場合にも同じ文法形式が用いられる場合が少なくない。受身形式が予想される状況においても使役形式が使われる場合があり、先行研究でも議論されている(寺村1982, Washio 1993, 風間2002など)。

      このワークショップでは、日本語・タガログ語・シベ語の特定の使役形式を取り上げ、その使用範囲および意味的共通性を議論する中で、問題視されることもある「責任」という概念(cf. Ikegami 1982, Nishimura 1993, 西村1998, 鷲尾1997, Pardeshi 2002)が、使役構文の分析にとって有用であることを論じる。使役を表す各構文で動詞句が含意する変化・動作(後述する被使役事態)に対するコントロール可能性を使役者Xが持っていること、それ故、被使役事態を生じさせた責任がXにあるという捉え方が採用されていることを主張する。

      16:45−17:30 自由討論

      参加費:無料(事前申し込み不要です)


      「認知言語学の学び方8」

      主催:東京大学・大学院総合文化研究科言語情報科学専攻・大学院人文社会系研究科言語学研究室

      日時:2011年4月30日(土)午後1:00 - 5:00

      場所:東京大学・駒場キャンパス18号館4F「コラボレーションルーム1」(井の頭線 駒場東大前駅下車)

      趣旨:本ワークショップは、学部学生、大学院生、および言語の認知科学を新たに学ぼうとする一般の方々を対象として、オリエンテー ション的な要素も持たせて行います。認知言語学への関心を深め、新鮮な見方で言語を考えていくきっかけが提供できれば幸いです。ふだんは質問しにくいことでも、くつろいだ雰囲気で討論できればと思います。[追記:東北大震災の影響で、来場が困難な方は、ご一報下されば発表資料をお送りいたします。]

      1:00−2:30 講演:村尾治彦(熊本県立大学・准教授)

      「認知構文論による日英語の構文ネットワーク構造の分析」

      概要:認知言語学には、外部世界の捉え方(construal)が言語の意味や表現形式に反映されるという基本的理念があるが、とりわけ「構文(construction)」はその言語の捉え方のパターン、特に事態把握のパターンを具体化したものである。言語は、具体的事例から高次のスキーマまで、また語彙レベルから文レベルまで、様々な抽象度とサイズの「構文」から構成されるネットワークを成している。

      認知言語学においては、言語知識の解明というのは構文ネットワークの解明に他ならない。個々の「構文」が何をプロファイルしながら事態構造を概念化するか、そしてその捉え方が構文ネットワークのどこまで広がりを見せるのか(どの程度高次のスキーマが活性化されるか)を明らかにすることが重要な課題となる。このことは、個別言語内の構文間での比較だけではなく、異なる言語間の構文ネットワークの比較によって、より明らかになってくる。

      本講演では、他動詞構文、結果構文、使役移動構文など、日本語と英語のいくつかの構文を取り上げながら、各構文が様態、手段、変化、使役のどの要素に注目して事態構造を概念化するか、また、その捉え方のネットワーク上における広がりが二言語間でどう違うのかを示す。そして、このような形で構文ネットワークのどのレベルが認知的に際立ち、活性化しているのかを個別言語内のみならず、異なる言語の構文間で明らかにすることで、事態把握に関わる言語間の類型的特徴が見えてくることを論じる。

      2:45−4:15 講演:鈴木亮子(慶應義塾大学・准教授)

      「自然会話をデータにしてーInteractional Linguistics とHistorical Pragmatics」

      私たちが日ごろ行う会話は、原初的かつ普遍的な人間の営みである。内省に基づく文を分析する形式言語学とは別に、特に70年代からナラティブ(語り)や会話などの談話を分析し、浮かび上がる文法的特徴を探る機能言語学も盛んになった。このトークでは、日本語の会話のデータに頻出する現象(引用助詞の変遷など)を例にとり、ここ10年あまり本が相次いで刊行されている二つの機能アプローチを紹介したい。ひとつはHistorical Pragmatics(歴史語用論)-ある形式・構文が、どのような語用論的変遷を経て今日の姿になったのかを探る。そしてもう一つはInteractional Linguisticsと呼ばれ、会話の参加者の織りなす発話から言語の構造・文法的特徴を探りプロソディや体の動きとの関係も含めて記述しようとする。録音・録画技術の発展にともない、自然な会話が研究の貴重な資源として英語をはじめとして色々な言語で蓄積されてきている(が、日本語に関しては質・量ともに自然会話データの蓄積・拡充が急務である!)ことも、このアプローチの出現に寄与している。この二つのアプローチは、通時的、共時的という別々の代物というよりは、Emergent grammar-文法は固定したものではなく、会話の現場で、つまり参加者の発話のやり取りの連続の中で、常に変化し続ける-という考えに立てば、連続した言語観である。

      4:15−5:00 自由討論

      講演内容についての質問や認知言語学の理論上の問題についての質問だけでなく、研究テーマについての質問、大学院についての情報 等々、意見交換ができればと思います。

      参加費:無料(事前申し込み不要です)


      認知言語学の学び方7

      主催:東京大学・大学院総合文化研究科言語情報科学専攻・大学院人文社会系研究科言語学研究室

      日時:2010年5月1日(土)午後1:00 - 4:30

      場所:東京大学・本郷キャンパス法文1号館113教室(地下鉄丸の内線 本郷三丁目駅下車)

      趣旨:本ワークショップは、学部学生、大学院生、および言語の認知科学を新たに学ぼうとする一般の方々を対象として、オリエンテー ション的な要素も持たせて行います。認知言語学への関心を深め、新鮮な見方で言語を考えていくきっかけが提供できれば幸いです。ふだんは質問しにくいことでも、くつろいだ雰囲気で討論できればと思います。

      今年は新進気鋭の認知言語学研究者を迎え、学生時代どのようなきっかけで「心とことば」の科学に入り、専門家として研究を深めていったかを語ったのち、現在の研究テーマについてプレゼンテーションをしてもらいます。理論・実証の両面にわたり、これからの認知言語学の姿を展望する機会となることを期待 しています。

      1:00−2:20 講演:宇野良子(東京農工大学・専任講師)

      「文法のダイナミズムと『私』の視点」

      概要:認知言語学は、言語の認知的基盤を追求するアプローチであり、特に「人々が物事をどうみるか(捉え方)」と言語の関係について多くの成果を挙げてきた。本講演では、その「捉え方」を相互作用という観点から見直すことを目指して私が行ってきた研究を二つ紹介する。一つ目は、新造語の研究である。「ファブリーズ(=消臭剤の名前)をする」から「ファブる」という新動詞が形成される過程で構文交替が発生することを指摘し、それに伴って起きる意味変化を分析する。そして、通時的な言語変化を引き起こす要因として、話者の「捉え方」への聞き手の興味があると提案する。二つ目は、複文の研究である。「北京へ行くから(中国語を勉強した。)」のような理由節を述べる視点が、主節主語のものである場合や話者のものである場合があると分析し、それぞれの理由節を含む文が表す因果関係の種類が異なることを示す。中には因果関係を表さないものもある。このような共時的な意味の広がりには、話者が「捉え方」を聞き手と共有しようとするメカニズムが働く場合があると論じる。最後に、文法の動的な側面における話者の視点の役割を考えることで開かれる学際的な言語研究の可能性について、進行中の実験を紹介しつつ考えたい。

      2:40−4:00 講演:友澤宏隆(一橋大学・准教授)

      「英文法における認知的視点——名詞前位形容詞と参照点構造」

      概要:本講演では、英語の文法の諸領域のうち、名詞前位形容詞+主要部名詞の修飾構造を認知的視点から分析することを試みる。名詞前位形容詞が主要部名詞を修 飾する名詞句において、修飾構造全体の意味は修飾部分(名詞前位形容詞)の意味と被修飾部分(主要部名詞)の意味の単純和から成るものと一般に考えられが ちであるが(例:a white wall, a black cat)、実際にはその意味の構造はそのような「部分の単純和」という形では適切に捉えがたい場合が少なくない(例:a big butterfly, a good cook, an alleged Communist, a self-confessed thief)。ここではこの後者の場合、すなわち 名詞前位形容詞+主要部名詞の修飾構造全体の意味が名詞前位形容詞の意味と主要部名詞の意味の単純和に基づくとは解釈しがたい場合のうちan alleged Communist, a self-confessed thiefなどの諸例によって示されるタイプの構 造に焦点を当て、その統語的・意味的諸相を明らかにした上でその概念構造をLangackerの認知文法の機構の一部を成す参照点構造 (reference-point structure)の中に位置づけることを試みる。個別言語の文法事象への認知言語学的アプローチの有効性の一つの例証になることができれば幸いであ る。

      4:00−4:30 自由討論

      講演内容についての質問や認知言語学の理論上の問題についての質問だけでなく、研究テーマについての質問、大学院についての情報 等々、意見交換ができればと思います。毎年、海外留学についての質問があるので、International Cognitive Linguistics Associationのウェブページにある案内をもとに、簡単な紹介をする予定です。

      参加費:無料(事前申し込み不要です)


      「認知言語学の学び方6」

      主催:東京大学・大学院総合文化研究科言語情報科学専攻・大学院人文社会系研究科言語学研究室

      日時:2009年5月9日(土)午後1:00 - 4:30

      場所:東京大学・駒場キャンパス(京王井の頭線 駒場東大前駅下車)10号館L103室

      趣旨:本ワークショップは、学部学生、大学院生、および言語の認知科学を新たに学ぼうとする一般の方々を対象として、オリエンテーション的な要素も持たせて行います。認知言語学への関心を深め、新鮮な見方で言語を考えていくきっかけが提供できれば幸いです。ふだんは質問しにくいことでも、くつろいだ雰囲気で討論できればと思います。

      今回は認知言語学からのレトリック研究でご活躍の森雄一先生をお迎えして講演をしていただきます。何げない日常の言葉づかいにひそむレトリックのありようを通して、人間の心のはたらきについての洞察が展開されることでしょう。

      1:00−1:45 テュートリアル:「アブストラクトはどう書く?」

      今回は学会発表にはつきものの「アブストラクト(論文概要)」はどう書いたらよいのか、といったことについてテュートリアルをします。ごく初歩的な知識を解説するだけになると思いますが、大学院などで研究を進めるうえでのお役に立てればと思います。

      2:00−4:00 講演:森雄一(成蹊大学 日本語学・認知言語学)

      「提喩の認知言語学」

      概要:隠喩(メタファー)・換喩(メトニミー)の陰に隠れがちな第三の比喩、提喩(シネクドキー)に焦点をあてる。提喩は、上位カテゴリー概念で下位カテゴリー概念を表す、または下位カテゴリー概念で上位カテゴリー概念を表す比喩で、事態把握能力やカテゴリー化、基本レベルなど認知能力に密接に関わり、「人間の思考を支える」比喩であるという点では隠喩・換喩と同様である。本講演では、提喩における、上位カテゴリー・下位カテゴリー間の操作における非対称性、隠喩・換喩との関係、「逆隠喩」(佐藤信夫氏の用語)との関係、「明示的提喩」と規定できる表現など、提喩の多様な側面を取り上げてみたい。  講演者にとっての認知言語学は、故佐藤信夫氏のレトリック論の「認知的本歌取り」の色彩が強い。認知言語学へのやや偏ったアプローチであることは承知しているが、佐藤氏のレトリック論の面白さなどもこれから認知言語学の研究に取り組む方々の参考になるよう、ご紹介できたらと考えている。

      4:00−4:30 自由討論

      参加費:無料(事前申し込み不要です)


      「認知言語学の学び方5」

      主催:東京大学・大学院人文社会系研究科言語学研究室・大学院総合文化研究科言語情報科学専攻

      日時:2008年5月10日(土)午後1:00 - 4:30

      場所:東京大学・本郷キャンパス(地下鉄丸の内線 本郷三丁目駅下車)法文2号館1番大教室

      同時開催企画:午前10:00 - 12:00

      場所:東京大学・本郷キャンパス 文学部3号館6階演習室(キャンパスマップはここから)

      講演:Prof. Benjamin Bergen(University of Hawaii)

      "Mental Simulation in Language Understanding" (provisional title)

      Bergen氏はUC BerkeleyでPh.D.取得後、ハワイ大学にて教鞭をとられています。同氏は認知言語学、特にembodimentの概念を中心にすえた文法理論の構築を進めています。直感に頼った分析だけでなく、実験的手法を取り入れた言語理解のプロセスの分析について、インフォーマルな講演とディスカッションを行う予定です。日米の認知言語学研究の交流を深めるよい機会となればとのことです。トークのスライドはこちらからダウンロード可能。

      趣旨:専門的な研究発表を行う催しは数多くありますが、新たに学ぼうとする人たちを対象とした、オリエンテーション的な集まりは、意外に少ないのが現状です。本ワークショップは、学部学生、大学院生、および言語の認知科学に関心をもつ一般の方々を対象に開催します。認知言語学への関心を深め、新鮮な見方で言語を考えていくきっかけが提供できれば幸いです。もう一つの機能は、特に若い研究者のみなさんに、交流の場を設けることです。教室では質問しにくいことでも、くつろいだ雰囲気で討論できればと思います。

      今年は「認知言語学」と関わりの強い分野として知られる「機能主義言語学」を取り上げます。機能主義という名前自体はよく知られていますが、認知言語学以上に幅広く、考え方の整理がしばしば必要になります。また、異なる立場の研究者からは、方法論的な批判が出されており、「どのような」機能主義言語学が有効な方法なのかを考える必要もあります。今回はこのような諸点について講演を軸に討論していく予定です。

      講師:

      ・大堀壽夫(東京大学 意味論・機能的類型論)

      「機能主義言語学と認知言語学」

      討論:「認知言語学のQ&A:学び方・調査方法・論文発表」

      モデレータ:西村義樹(認知言語学)

      参加費:無料(事前申し込み不要です)


      「認知言語学の学び方4」

      主催:東京大学・大学院総合文化研究科言語情報科学専攻・大学院人文社会系研究科言語学教室

      日時:2007年5月5日(土)午後1:00 - 4:30

      場所:東京大学・駒場キャンパス(京王井の頭線 駒場東大前駅下車)・10号館L103室(キャンパスマップはここから)。

      趣旨:研究者が専門的なテーマについて発表を行う催しは数多くありますが、新たにある分野を学ぼうとする人たちを対象とした、オリエンテーション的な集まりは、意外に少ないのが現状です。

      本ワークショップは、学部学生、大学院生、および言語の認知科学に関心をもつ一般の方々を対象に、認知言語学のの基盤となる考え方、問題設定、研究方法などについて、ガイダンス的な内容も含めて講演・討論を行います。

      今年は野村先生の講演をメインとして、比喩表現についての討論セッションも設けます。いまなお多くの魅力的な研究を生み出しているこの分野のトピックスについて論じる予定です。

      この集いの機能は二つあります。一つは言語の認知科学へのイントロダクション。毎年、高い見識をもった方々を招いて、その方ならではの導入的な講演をしていただいています。講演を通じて、認知言語学への関心を深め、新鮮な見方で言語を考えていくきっかけが提供できれば幸いです。もう一つの機能は、特に若い研究者のみなさんに、交流の場を設けることです。昨年も、フロアの間で面白くてためになる質疑応答がさかんに交わされました。教室ではちょっと質問しにくいことでも、くつろいだ雰囲気で討論できればよいと思います。「こんなことが聞きたい」という意見があれば、どうぞ提案下さい。

      講演:野村益寛(北海道大学 認知言語学)

      「認知文法の思考法」

      討論:「比喩の認知的研究の現在」

      参加費:無料(事前申し込み不要です)

      補足1 ディスカッションの時間に出ていた、metaphtonymyの議論ですが、よく読まれる論文がGoosensという人のもので、これはDirven, R. & Porings, R. の共編著(=文献案内の[99])に採録されています。読むならばこれがアクセスしやすいと思います。

      補足2 問い合わせのメールアドレスに、開催前日にメールが来ていて、見落としていました。本来ならばディスカッションの時に取り上げるべきだったのですが、ここで手短に書きます。要点は、きわめてざっくり言うと、研究者自身の直観=内観にもとづいて言語を研究することの妥当性を問う、といったものでした。内観への依存、という点については、生成文法も認知言語学も(...という二つを対比して書くこと自体、そろそろ歴史的意義を失いつつあるのでしょうが)、大きな差はないと思います。ただし、後者の方が、フィールドワーク経験者が比較的多く(「認知言語学者」を自認していなくても、広義の機能主義に立つ人を含めたばあい)、研究者自身の内観にたよる割合は全体としてやや低いかもしれません。

      もちろん、認知言語学をやっている人たちも、データの信頼度、あるいはauthenticityについては、強い関心をもっており、コーパスを利用した研究が最近は非常に目につきます。これは、Langackerのいうusage-based modelやFillmoreたちのconstruction grammarの考え方が支持を広げてきたことと連動していると思います。英語で書かれたものであれば、Barlow, M. & Kemmer, S. の共編著(=文献案内の[96])がその一端をあらわしている。さらに、日本での英語研究は、非母語話者が行っているということもあり、コーパスを使った用例採取が研究の基盤となっています。こうした語法中心の研究は、「意味」や「機能」を問題にする際に、より洗練されたタームが利用できる、という点で認知言語学と結びつくでしょうし、逆に今後の認知的な言語研究は、より信頼度の高いデータをもとめて、コーパスを利用した研究との連携をさぐっていくことになると思います。


      「認知言語学の学び方3」

      主催:東京大学・大学院人文社会系研究科言語学教室・大学院総合文化研究科言語情報科学専攻

      日時:5月6日(土)午後1:00 - 4:50(時間の変更等については随時更新します)

      場所:東京大学(本郷キャンパス)法文2号館1番大教室(地下鉄丸の内線、または地下鉄大江戸線 本郷3丁目駅下車)

      趣旨:研究者が専門的なテーマについて発表を行う催しは数多くありますが、新たにある分野を学ぼうとする人たちを対象とした、オリエンテーション的な集まりは、意外に少ないのが現状です。本ワークショップは、東京大学の言語情報科学専攻有志による、新たな「学び」のための集いです。一昨年は駒場で開催し、望外のご好評をいただくことができました。昨年は企画を強化して本郷で行いました。今年は第三回です。

      本ワークショップは、学部学生、大学院生、および言語の認知科学に関心をもつ一般の方々を対象に、認知言語学の基本的な考えに親しんでもらうとともに、より先端的な研究成果への導入となる講演も行います。あわせて、できる限りインタラクティブな討議のできるコーナーを設け、情報を共有することを目的とします。例えば、次のような興味をお持ちの方を対象としています。

      • 認知言語学という名前はよく聞くが、何をするものなのか?他の理論とどういう関係にあるのか?
      • どこの大学・大学院に行けば認知言語学をやれるのか?大学以外に学べる場所はあるのか?
      • 21世紀COEとは何か?現在進行中の認知・言語関連プロジェクトはどんなものがあるのか?
      • 最近の諸科学の発展は、言語理論にどのような影響を及ぼすのだろうか?認知言語学はその中でどのようなポジションを取りうるのか?
      • *当日は、会場で関連図書の展示も行う予定です(会場割引あり)。

        講演:

        13:00−14:20 坂原茂(東京大学 意味論・フランス語学)

        「認知言語学の歴史的背景と考え方の特徴」

        14:30−15:50 井上京子(慶應義塾大学 言語人類学)

        「虹は何色?ホームランは何本?:言語人類学の考え方」

        自由討論:

        16:00−16:50 西村義樹(東京大学 認知言語学)&大堀壽夫(東京大学 機能的類型論)

        自由討論 「認知言語学について、実はこれがききたい」という疑問・質問を事前にe-メールで受け付け、それをもとに討論を行います。どなたでも、素朴な疑問から専門的な質問まで、ご自由にお寄せ下さい。

        参加費:無料(事前申し込み不要です)


        「認知言語学の学び方2」

        主催:東京大学・大学院人文社会系研究科言語学教室・大学院総合文化研究科言語情報科学専攻

        日時:5月7日(土)午後1:00 - 4:30

        場所:東京大学(本郷キャンパス)法文2号館1番大教室(地下鉄丸の内線、または地下鉄大江戸線 本郷3丁目駅下車)

        [加えて、午前10:30-12:00の予定で大学院生による研究紹介を行います。大学院での研究活動に興味のある方はぜひご参加下さい]

        21世紀COE「心とことば--進化認知科学的展開」で進行中のプロジェクトについて

        言語学、英語学、認知的アプローチ、フィールドワークと類型論、などの互いの交流について

        発表:

        ・守田貴弘「空間移動表現のタイポロジープロジェクト紹介」

        ・古賀裕章「The role of tight fit in the grammaticalization of aspect」

        ・長屋尚典「認知言語学とフィールドワーク:メトニミーとしてのフィリピン・ヴォイス」

        趣旨:研究者が専門的なテーマについて発表を行う催しは数多くありますが、新たにある分野を学ぼうとする人たちを対象とした、オリエンテーション的な集まりは、意外に少ないのが現状です。本ワークショップは、東京大学の言語情報科学専攻有志による、新たな「学び」のための集いです。昨年は駒場で開催し、望外のご好評をいただくことができました。今年は企画を増やして開きます。

        本ワークショップは、学部学生、大学院生、および言語の認知科学に関心をもつ一般の方々を対象に、認知言語学の基本的な考えに親しんでもらうとともに、より先端的な研究成果への導入となる講演も行います。あわせて、現役の大学院生を中心とした発表コーナーを設け、大学院における研究の実際について情報を共有することを目的とします。例えば、次のような興味をお持ちの方を対象としています。

        • 認知言語学という名前はよく聞くが、何をするものなのか?他の理論とどういう関係にあるのか?
        • どこの大学・大学院に行けば認知言語学をやれるのか?大学以外に学べる場所はあるのか?
        • 言語系の大学院の実態はどんなものなのか。環境は?奨学金は?指導は?
        • 21世紀COEとは何か?現在進行中の認知・言語関連プロジェクトはどんなものがあるのか?

        *当日は、会場で東京大学出版会、研究社出版の関連図書の展示も行う予定です(会場割引あり)。

        講師:

        ・松本曜(神戸大学 意味論)

        「語の意味に関する認知意味論的アプローチ」

        ・酒井智宏(東京大学 メンタル・スペース理論)

         (21世紀COE「心とことば―進化認知科学的展開」研究拠点形成特任研究員)

        「メンタル・スペース理論と変化の否定としてのトートロジー」

        ・本多啓(駿河台大学 英語学)

        「認知科学とどう付き合うか -- アフォーダンス理論から可能表現を考える」

        参加費:無料(事前申し込み不要です)


        「認知言語学の学び方」

        東京大学・言語情報科学専攻主催

        共催:21世紀COEプログラム「心とことば - 進化認知科学的展開」(基幹専攻・東京大学大学院総合文化研究科 言語情報科学専攻)・21世紀COEプログラム「言語・認知総合科学戦略研究教育拠点」(基幹専攻・東北大学大学院国際文化研究科 国際文化交流論専攻)

        日時:5月1日(土)午後2:00 - 5:00

        場所:東京大学教養学部(駒場キャンパス)・10号館L102教室。 *当日、人数が予想を上回った場合には、教室を変更する可能性がありますので、キャンパス内の案内にご注意下さい。(京王井の頭線・駒場東大前駅下車;渋谷から各駅停車で約3分)

        趣旨:研究者が専門的なテーマについて発表を行う催しは数多くありますが、新たにある分野を学ぼうとする人たちを対象とした、オリエンテーション的な集まりは、意外に少ないのが現状です。本ワークショップは、東京大学の言語情報科学専攻有志による、新たな「学び」のための集いです。

        本ワークショップでは、学部学生、大学院生、および言語の認知科学に関心をもつ一般の方々を対象に、認知言語学という分野が発展してきた背景、および現代の知的コンテクストの中での位置づけについて、導入的な講演を行います。あわせて、現役の大学院生を中心とした質問コーナーを設け、具体的な学び方、大学院の実際、読書ガイド、今後の方向性などについて最新の情報を共有することを目的とします。例えば、次のような興味をお持ちの方を対象としています。

        • 認知言語学という名前はよく聞くが、何をするものなのか?脳科学や認知科学とはどういう関係にあるのか?
        • 情報が氾濫しているように見えて、実はどの本から学べばよいのかわからない。
        • どこの大学・大学院に行けば認知言語学をやれるのか?大学以外に学べる場所はあるのか?
        • 言語系の大学院の実態はどんなものなのか。環境は?奨学金は?指導は?
        • 認知言語学をやると、何の役に立つのか?例えば、外国語教育の役に立つか?
        • 現在進行中の認知・言語関連プロジェクトはどんなものがあるのか?そもそも21世紀COEとは何か?

        なお、当日は簡単な文献案内などを配布する予定です。

        講師:

        ・西村義樹(東京大学・大学院人文社会系研究科言語学専攻 認知言語学)

        「認知言語学の発展をたどる」

        ・堀江 薫(東北大学・大学院国際文化研究科国際文化交流論専攻 言語類型論)

        「言語類型論からのパースペクティヴ」

        ・大学院生有志

        司会:大堀壽夫(東京大学・大学院総合文化研究科言語情報科学専攻)

        参加費:無料(事前申し込み不要です)

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